白岡市 樹庵

限られた時間の中で

今週は海の日の三連休。ここ何年間かは海水浴に行っていたのが、今年はお盆休みにその日程がズレたことと、農作業も少しだけ余裕があったので、久々に蕎麦を食べに行くことに。

前々から気になっていた野暮用を済まがてら、目的地にほど近いこちらのお店を探すことに、さほど時間はかかりませんでした。

自宅から1時間弱の白岡市に着いたのは、ちょうどお昼時。待ち時間も覚悟していたのですが、駐車場には一台の車だけ。ま、余り気にせず垣根の中へ。

すると、中々凝った作りのアプローチが玄関へと続いています。

玄関へと来ますと、大きなガラス張りが目を引きます。コストもそれなりに掛かっていそうな作りです。

暖簾をくぐって中へ。先客はお一人だけ。店内はL時型になっていて、こちらの側は採光も充分。窓の外を見渡しますと、高い垣根と他の植栽に囲まれ、周りの住宅は殆ど気になりません。トイレも、一旦表へ出た軒下に有ったりで、かなり考えた作りになっています。

さて、注文ですが、直ぐに決まりました。限定田舎せいろそばが気になります。なので、ありますかとお尋ねしたところ、ないんですとのお答え。どんな限定なのか、何で無いのか、もうやってないのか、売り切れたのか、こちらには判らず。でも、妙に納得して(想定の範囲内だった)手打ちそば(735円+税)二枚と、かけそばが無かったので、かしわそば(945円+税)を注文。

正味7〜8分でもりそばの登場。

丁寧に麺線に切り分けられています。微粉の状態から、自家製粉ではなさそうです。香りは少なめ。二八と見ました。つっとやると、上手に手繰られてきます。コシが立つと言うより、歯を当てた時のほぐれ方がやや頑固で、歯応えが少し有り過ぎる感じ。でも、歯ぬかりすることなく、合格点なんですが。

辛汁は力強く、甘さとコクとドンピシャのバランス。自分でも教科書通りに作ると、これに近いものに仕上がります。

程よい辛汁で、上手に打たれたそばを楽しんでいると、あっという間に完食です。

もりに遅れること4分で、かしわの登場です。

甘汁は、かしわのコクが出ていて、美味しく頂きました。ただ、そばが、あっという間に柔らかくなり始めています。もりの時にはやや硬いくらいだったのに、浸透圧に負けています。柔らかくなり始めたそばも好きなんですが、このタイムラグの少なさが、一級品のそばを打つお店との差なんだと思います。

全体の感想としては、美味しく頂きましたが、今の時代は、もう少し個性が無いとお客さんは振り向いてくれないのかもしれません。製粉にこだわりを持つとか、変わり種のそばを打つとか、ですね。

会計時に頂いたレシートは、白岡市市政施行前の白岡町のままでした。消費税が5%のままなのは有り難いですが…

開店から15年程になるそうですが、是非踏ん張って、恐らく開店当初は出来ていたであろう行列が、また出来るように願って止みません。味は悪く無いのですから。

帰りに野暮用を済ませました。

一度は見て見たいと思っていた、見沼代用水の柴山伏せ越しです。こういうのに萌えちゃうんです。思っていたよりスケールが大きく、昔の人の凄さをヒシヒシと感じて帰って来ました。

昨年は、40件以上のお蕎麦屋を訪れる時間があったのですが、今シーズンより菜園の作付け面積を三倍以上にした為に、休みの度に農作業が待っています。従って、思うように蕎麦屋巡りも出来ません。この限られた時間の中、そばの自家栽培などという無謀なことも考えています。残りの人生で、訪れることのできる蕎麦屋もそう多くはないはず。いまは、情報が溢れている時代。自分の中で、手を抜かずに情報を集め、厳選し、また新たな蕎麦屋を訪れなければと思いました。

7月17日

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