鴻巣市 咲くら

住宅街の中に

日光の旅二日目。宇都宮で餃子でもと思ったのですが、まだ10時を過ぎたばかり。お腹も空かないので、蔵の街栃木市へ。

蔵の街と言えば川越が有名ですが、こちらも同じく舟運で栄えた街です。川越と比べて人が少なくのんびりと街歩きが楽しめます。
ひと通り散策が終わって、時間はそろそろ蕎麦屋が開き始る頃とはなりましたが、この後のスケジュールを考え思い切って移動となりました。

さて、お目当のお店に到着したのが12時45分。と、行列もなく駐車場も停められる様子。暖簾も出ています。やったーとばかりに近くへ行き、よく見ると「売り切れ」の札が下がっていました。11時30分開店だそうですから、1時間15分の営業時間。我々が着いた寸前にしてもです。なかなかですね。

さて、気を取り直して調べて見ますと、500mと離れていない所に蕎麦屋さんがあります。

行って見ますとこちらも暖簾が出ていますが、何となく静かです。3台分の駐車場は空いています。車を停め、恐る恐る暖簾をくぐり引き戸を開けますと「いらっしゃ~い」と声がします。やってました。
先客はなく、入って直ぐのテーブルへ着席。
店舗兼住宅の造りで、もしかすると改築かもしれません。店内はぐっと抑えた明るさで、窓からの自然光が三割といった感じです。入って直ぐのテーブルに着席。ご主人一人で切り盛りされている様子。

造りは、狭いながらも作り手と客とが同じ空間を醸し出すかの様に出来ているのですが、いかんせん多くの書物が雑多な印象にしてしまっています。これで、一切の物を片付けてしまい、チリひとつなく拭きあげれば、素敵なお店になること間違いなしなのですが。また、それが出来る広さです。

メニューを見て、せいろを頼むことは直ぐに決まったのですが、温かいそばには種物しかなく今回は冷たい蕎麦だけに決定。せいろそば(700円)を二枚オーダーしました。
ここで、常連さんとおぼしきお客さんがやってきました。その方、オーダーも手馴れた感じで、一言二言の挨拶のあと、ご主人もさっと済ませ厨房で動き始めます。

約10分でせいろそばがやってきましまた。二八のそれはちょっと変わった四角い笊の上に盛られています。網目の向きから、蕎麦用に拵えたものではないのが分かります。細く丁寧に切り揃えられたそれは、やや薄目の色合いで微かに緑が入っているかどうかといった感じです。

手繰ってみますと、香りはまずまずあるほうです。それを口に運びまと、見ための太さよりもしっかりとした歯応え。しなやかにコシが強めに立っています。

辛汁はあたりがかなり柔らかで、見ためからも分かります。これを、芯の通った蕎麦にたっぷりと絡めてズッズっと頂きます。いけますねぇ~。

蕎麦湯と一緒に運ばれてきたのは、お店の庭で採れたミカンでした。こういったチョットした心遣いは嬉しいものです。

二八は、割り粉も蕎麦の内と言われますが、こちらのコシの立った蕎麦にはその辺りに訳がありそうです。

最後に、壁掛け型のエアコンから吹き出す温風がかなり強く、蕎麦がかなり早く乾いてしまったのが残念でした。

おつまみでもとって、お酒をゆっくりと楽しんだあと、蕎麦を頂く。こんなお店が、自宅から歩ける距離にあったら幸せだなと思わせるお店でした。

一、お店の雰囲気を味わう 5/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう 15/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう 15/20
四、温かい蕎麦を味わう
五、蕎麦湯を味わう 3/5
六、蕎麦の値段 7/10
七、技術とサービス 11/15
合計 56/80

手打ち蕎麦処 咲くら

048(542)3333
埼玉県鴻巣市大間3-10-13
JR高崎線鴻巣駅西口より徒歩15分
営業時間 11:30~14:00 17:30~20:00
定 休 日 毎週水曜日 平日昼のみ

2016年11月27日

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