飯能市 青田や

歯応えを楽しむ

そのおそば屋は、のどかな見晴らしの良い畑の中の一本道の傍らに在ります。とはいっても飯能辺りのことですから、ちらほらと住宅もあり寂し過ぎることもなく良いロケーションです。

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外観は平屋の造りで、白壁に瓦がのり、質素な中にも中々の構えを見せています。

訪ねたのは日曜日の12時半過ぎ。8台停められる駐車場が一杯です。表に行列こそありませんでしたが、相方が先に降りて来店を告げに行くと、満席で少し待って欲しいとのこと。ほどなくして、出て行った車と入れ替わりに車を停めた頃、中から声が掛かりました。

店内の採光はしっかりとなされ、一段上がった畳敷きのスペースが広くとられた欠け張りのない、なにか外と一緒で見晴らしの良い作りです。

img_4676我々は、駐車場に面した窓側の席の一番奥に通されました。ちょうどテレビの下です。相方と同行の娘がテレビを背にする形になり、私は厨房や店内を背にすることとなりました。

メニューを開きますと、冷たいそばから温かいそば、そして天ぷらからそば前まで一通り揃っています。

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店内を見渡し、土日限定などのメニューが無いことを確認。そばとうどんの合いもりなるものが目に付きました。相方と私がせいろそば(800円)娘がえび天せいろそば(1600円)をオーダー。

そばの出来上がりを待つ間に気が付いたことが。まずは、注文が八割方合いもりであること。そして、私の目の前に在るテレビを、殆ど誰も見ていないらしいこと。これは、相方と娘から見渡すと良く分かるらしいです。ここは一つ、思い切ってテレビを撤去された方が宜しいかと。皆さん、そばなりうどんなりを楽しみにして来られる方ばかりだと思いますので。

オーダーをして10分経たずにえび天せいろから順にやってきました。

img_4659この混雑具合からすると、ちょっと驚きです。お向かいから頂いた情報によると、店主以外に6名の女性がフル回転をしているそうで、なるほどと頷けるところです。

img_4660まずは、そのそばは白っぽい色をしているなと。麺はやや太め。それを箸で手繰ると、ウエーブの掛かった麺が、その曲がりをかなり保ったまま持ち上がってきます。それだけで、その性格がなんとなく分かります。香りは少なめ、ホシも少なめ。

img_4666口に運びますと、力強い歯応えとコシが見た目を裏切りません。例えればゴツッて感じでしょうか。表面はツルっとしていて喉越しも上々です。歯を当ててそばが切れるまでの力加減が、やや強めに必要となります。

img_4673辛汁は、やや強めの酸味の中にみりんが覗いている味付けでした。

ここで、かけそばがきました。見た目も薄い甘汁に、たおやかにゆったりと放たれています。

img_4681ここでも、甘汁の中でウェーブを保ったままの姿でおります。手繰られたそばは、やはり形を保ちながら持ち上がります。甘汁を無用に含むこともなく、ほどよく歯応えとコシを持ち続けています。

img_4680甘汁は甘みが強いのが特徴的でした。

せいろにしても、かけにおいてもつなぎは二だそうで。二八でこれだけの粘りのあるコシをだせる。大変興味深いそばでした。
店内の様子は、リピーターも結構おられるようで、他のお店では味わえないものに惹かれているのだろうなと思いました。

娘がオーダーした天せいろの天ぷらについては、やや厚めの衣で、無難な仕上がりだったとのこと。薄い衣でカラッと絶妙に、いわゆる攻めているものではなかったとの感想でした。

帰り際に確認をすると、釜は大きな物が一つ。これでそばもうどんもとなると、こちらのオーダー比率からいって、そば湯のクオリティーはやや低くなることは否めません。

細かいことを気にせず、うどんと歯ごたえのあるそばとを楽しむ。人気店であることは間違いなし。足を運んでみてはいかがでしょう。

一、お店の雰囲気を味わう 5/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう 15/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう 14/20
四、温かい蕎麦を味わう 15/20
五、蕎麦湯を味わう 2/ 5
六、蕎麦の値段 5/10
七、技術とサービス 10/15
合計 66/100

手打ちそばうどん  青田や

042(971)3736
埼玉県飯能市小久保46-5
圏央道飯能日高ICより車で7分
営業時間 11:00~15:00
定 休 日  毎週水・木・金(除祭日)

2016年10月23日

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