入間市 末広

普通であることの大切さ

日本三大茶の一つの狭山茶ですが、実は狭山市ではなく入間市が最大の生産地だそうです。この日伺ったお店の周りも、昔はお茶畑が沢山あったことでしょう。

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お店に到着したのは18時30分。すっかり夜の帳が下りて、蛍光灯に明るく浮かび上がった店名のサインは、やや古めかしい雰囲気が漂います。
先客は二組。三和土と小上がり合わせて20席と、かなりこじんまりとした店内です。入り口直ぐのテーブルに座ると、大きなガラス窓から外がよく見えます。

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注文は、同行の娘が天せいろ(1250円)あとは、せいろ(650円)を2枚。
注文から14分程でお蕎麦が到着。天せいろは普通でしたが、せいろは何故がお盆の右手に寄せられております。二つ共にですから、何か意味があるのでしょう。

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お蕎麦は、丸抜きの挽きぐるみに粗挽きを混ぜたものだそうですが、その割には色見は薄く、ホシの飛び具合からも割合は抑えられたもののようです。

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標準的な太さに切り揃えられたそれを、手繰り、香りを利いてみますとしっかりと良い香りが漂います。繋がりも上々。口に運びます。程よく締められております。やや硬めで、コシもあり歯応えも良しです。ですので、軽く歯を当ててふっと切れると言う訳にはいかず、歯応えを楽しみつつ、増して行く風味を感じる。そんな蕎麦の仕上がりでした。

辛汁は、やや濃い目の、醤油感が正面にあるキリッとしたもので、みりんもしっかりと伝わります。それにチャっとひたしツッツッといきますと、なるほど、蕎麦を上手に生かした味わいです。

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ここで、かけそば(650円)を追加。

蕎麦湯は、釜湯に一手間加えたものだそうで、トロみの強いものでした。

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かけそばは、色見の濃い甘汁にゆったりと蕎麦が放たれています。甘汁は見た目同様にやや濃いめの味で、最後にフッと鰹節の風味が抜けていきます。蕎麦は、程よく甘汁を含んで優しく柔らかく最後まで砕けること無く美味しく頂きました。

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途中、お裾分けで天せいろのキス天を頂いたのですが、揚がり具合が思いの外パリッとしていました。通常より高めの油温で揚げたものなのか、特徴的で好感が持てました。それ以外に関しては、極々標準的に美味しく頂けました。

こちらのお店の入り口脇には、大きなガラスのショーウインドさながらに、麺打ち場が張り出しています。そこには「江戸東京そばの会」の大きな木札が掲げられております。こちらの会は業界の中で、一定規模の派を形成されているものと認識しております。ブログへアップしておりませんが、同会の他店へも伺ったこともあります。その時の印象も踏まえ、中々堅実で一定の水準の蕎麦を提供される派なのではと思います。

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我々が車に乗り込み走り出した窓の外に、ご主人が追い打ちをするべく麺打ち場で秤を出されたのを見て、あっ、水回しだけでも見たかったなぁと独りごちてしまいました。
今後、同会繋がりでの食べ歩きも悪くないなと思いながら、帰路についた次第です。

一、お店の雰囲気を味わう 6/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう 15/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう 15/20
四、温かい蕎麦を味わう 15/20
五、蕎麦湯を味わう 4/ 5
六、蕎麦の値段 7/10
七、技術とサービス 11/15
 合計 73/100

手打そば  末広

04(2934)2333
埼玉県入間市宮寺252-5
圏央道入間ICより車で4分
営業時間 11:00~14:00 17:00~20:00
定 休 日 毎週火曜日と月曜日の夜

2016年9月4日

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