日高市 玄蔵

看板に偽りなし

近年、曼珠沙華の群生地として、シーズンには多くの観光客で賑わう日高市の巾着田。その入り口を通る県道を挟んだ反対側に在るのが、こちらのお店です。

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この県道は良く使っているので、以前より手打ちの文字が気になっておりましたが、さて、どんな感じなんでしょうか。

お店の入り口には6名様以上お断りの案内が。

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お店の前を流れる高麗川には、川遊びやバーベキューを楽しんだり、はてはキャンプで泊まって遊ぶ都会の人達が沢山訪れる場所。そんな人達が大勢で訪れては困るってことでしょうか?ライダー達が集まり過ぎる店でもなさそうですし。話しは飛びますが、以前、小鹿野町の昭和ジュニアを訪れた時、お店の戸を開けると、中はライダースーツを着た人で満席になっており、それが一言も喋らずにいた光景を見て、薄気味悪くなって飛び出してきたことを思い出しました。それにしても珍し案内です。

店内は、三和土に六人掛けと八人掛けのテーブル席。小上がりに四人掛けがの座卓が三卓の広さです。我々は小上がりの一番奥に座りました。通路を挟んで麺打ち場あります。
テーブルのすぐ脇の出窓には、鉄道会社などが発行した、観光案内のパンフやら冊子が置いてあります。ハイカーのお客さんが多いのでしょうか。もしやこちらも芝桜?と同じ?

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ただ、こういった物を置くのならば、テーブルを片付ける時に揃える配慮が必要ですね。結構乱雑に置かれており、これもそうですが、店内は全体的に雑多な印象を受けました。

注文はもりそば(800円)を二人前です。

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この値段ですが、ご近所では百日紅の十割蕎麦と同じ金額。中々の設定です。

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ここで、蕎麦茶を一啜り。と、

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ん?。今迄に味わったことがないものです。何と言えば。例えば、納豆をお湯で割った感じとでも言いましょうか。後でお冷を頼もうねと意見が一致。

さて、注文から14分でもりそばが参りました。

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よろしかったらどうぞとあげ玉も添えられてきました。色味は、黒い殻まで一緒に挽き込んだ黒っぽいお蕎麦です。二八で打たれているそうで、見た目はまずまずです。香りを聞きつつ手繰って一口。うん~。もう一口。蕎麦らしさはあるのですが、歯を当てた時に、スッと解けません。

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そして、噛みしだいていくと、歯の周りにくっ付いてしまいます。歯ぬかりの典型ですね。

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それを浸す辛汁は、少し茶色く濁っています。三種類の鰹節をブレンドしてとお品書きにありましたが、味が積み重なっているようで、キレのある一体となったものになっていません。薬味は御覧の通りです。

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正直に、手打ちで仕上げられていることは、看板に偽り無しで宜しいのですが、もりそばとしてはもう少し工夫が必要かと思いました。

ここで、かけそば(800円)を注文。蕎麦湯を辛汁で割って味わっておりますと、厨房からキッチンタイマーの音が「チン」と聞こえました。先ほどから聞こえていたのですが、出来れば音の出ない物に替えておくと良いかもですね。

IMG_4175程なくしてかけそばが配膳されましたが、先ほどのあげ玉を指さして、こちらを入れますとたぬきになりますよと、親切なお言葉を頂きました。ただ私は、基本的に誤魔化さない物を頂きたいのでたぬきを食べる習慣はありません。

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かけそばには、蒲鉾とワカメがのっています。甘汁は、辛汁同様の見た目で、味も雑味が感じられ、鰹節の細かな粉末が入ってしまっている様な感じです。麺も、もりそば同様です。もりそばはもう一息でもかけで救われるなんてこともあるのですが、残念ながら印象は好転しません。

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相方が小鉢に取り分けたかけそばに、あげ玉を入れ七味をかけて、こうすると美味しかもと言ってきました。そこですかさず、たぬきに欺されたね、と、二人で顔を見合わせ苦笑いです。

お会計時に女将から少し話を聞けました。開店して十年になること。姉妹店が加須に在ること。そちらで製粉をされていることなどなど。

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一見、黒っぽい挽きぐるみの蕎麦ですから風味もあるわけで、お客さんにはそこそこ好まれているのかも知れません。そうでなければ10年も続くはずは無く、これはこれで良いのかもと思いながら、車に乗り込みました。

最後に、恒例のトイレチェックの結果ですが、相方の報告では合格点だそうです(笑)

一、店の雰囲気を味わう 5/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  11/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  10/20
四、温かい蕎麦を味わう  11/20
五、蕎麦湯を味わう  3/ 5
六、蕎麦の値段  4/10
七、技術とサービス  9/15
 合計 53/100

手打そば  玄蔵

042(985)9117
埼玉県日高市栗坪27-3
西武池袋線高麗駅より徒歩12分
営業時間 11:00~19:30売切終了
定 休 日 毎週月曜日

2016年8月21日

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