秩父市 田中屋

奇をてらわずに

相方と共に始めた蕎麦の食べ歩き。本日も起き抜けで出発です。目的地を秩父市と定めて走り始めますと「若い頃は、秩父方面に良くドライブしたよね」と。本当に良く走ったんです。信号も少ないし、走りやすいのは今も変わりませんね。

さて、本格的な秩父市での食べ歩きのスタートが、こちらの田中屋さん。

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開店時間の午前11時に到着。こちらの前の通りを、30年以上前から何度となく通っていて、今まで気がつかなかったのが不思議なくらいです。それだけ周りの雰囲気に溶け込んでいる様です。

お店に入っての第一印象は小綺麗にしておられるなと。それは暖簾を潜る前からお会計を済ませるまで、変わらぬ印象でした。

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先客は一組です。

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注文は、せいろそば(740円)田舎せいろ(840円)をお願いしました。注文後8分で先ずはせいろから。

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せいろそばは、ほんのりと薄いうぐいす色をしています。やや細く平打ち気味のそれが蒸籠に盛られた姿は正統派と言ったところでしょうか。一手繰りしてその香りを利いてみますと、フヮっと蕎麦の良い香りがします。

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そのまま口へ運んでみますと、滑らかな表面にプリっとした弾力を持ち、しなやかなコシで全体を柔らかく、そして跳ね返してくる様な印象にしております。

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田舎そばは丸い笊に盛られ、ほんのりと黒味がかっており、如何にもといった出で立ちです。微かにザラっとした舌触り。硬くはありませんが、噛み応えのある仕上がり。香りも風味も二割り増しです。

IMG_4019器から蕎麦まで、意図した通りにせいろと田舎を打ち分けているのは見事だと思います。細かいことを考えずに、らしい蕎麦をらしく食べる。蕎麦の楽しみの基本ではないかと。

この蕎麦たちを引き立てる辛汁は、サラッと系で、ダシ感が突出することなく、醤油感と甘みがほぼ同じ加減で、コクの深いものでした。私には、せいろとの相性が良かったですね。

山葵を少量ずつ口に運び、後半には、薬味の大根おろしを蕎麦猪口に溶いて、せいろに絡めながら味わう。味も変化し、美味しいですねぇ~。やはり一枚では足りませんね。こちらでは、おそばだけのお代わり(430円)があるので、そちらもお勧めです。

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頃合いを見計らって注文した、かけそば(740円)がやってまいりました。
小ぶりな器に放たれた二八は、せいろの時より繊細さを纏い、薄色の甘汁が、よりそんな雰囲気を醸し出しています。

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味わいは、切れることなく手繰られた蕎麦が、口の中ではスッと切れ、余計な抵抗感を生まないものとなっています。甘汁も、グッと抑えた味で、見た目を裏切らない控え目な仕立てです。甘汁の分量も申し分ないものでした。

このかけそばの器の大きさを見たとき、野中さんのそれを直ぐに思い出しました。サイズ感はまさにそれで、これって修行先の関係でしょうか、はたまた、偶然でしょうか。蕎麦は違いましたが、甘汁は結構同じ方向性だと感じました。

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最後にお願いしたデザートのシャーベット(170円)はイチゴの風味がとっても良く生かされていて、とても美味しいく、コスパは高得点です。

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こちらでは、おつまみも充実していて、そば前も余程楽しめるのではないかと思わせるものです。いつかゆっくりと訪れてみたいですね。

一、店の雰囲気を味わう 7/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  17/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  17/20
四、温かい蕎麦を味わう  17/20
五、蕎麦湯を味わう 3/ 5
六、蕎麦の値段 7/10
七、技術とサービス  12/15
 合計 80/100

手打蕎麦  ちちぶ 田中屋

0494(23)5420
埼玉県秩父市下影森810の1
西武秩父駅より徒歩19分
営業時間 11:30~16:00
定 休 日 毎週月曜日 第1火曜日

2016年7月24日

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