台風9号

8月27日

8月22日に大雨で畑を水浸しにし、大風で作物を薙ぎ倒していった台風9号。悶々とした、五日間を過ごして戻ったのが27日でした。

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夏野菜の殆どが倒れてしまい、影響が無かったのはショウガ、長ネギ、サツマイモだけで、修復作業をするつもりで帰ったら、早朝より雨が降って作業もできず。何より痛かったのが、カブ、チンゲン菜、それから白菜等の秋野菜の播種がずれ込んでしまったことです。

そんな中ですが、倒れたオクラからは収穫が続いていること。枝豆の初収穫を行い、市販の物とは比べ物にならない、甘くて濃い味を楽しめたことは、少し幸せでした。

日高市 玄蔵

看板に偽りなし

近年、曼珠沙華の群生地として、シーズンには多くの観光客で賑わう日高市の巾着田。その入り口を通る県道を挟んだ反対側に在るのが、こちらのお店です。

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この県道は良く使っているので、以前より手打ちの文字が気になっておりましたが、さて、どんな感じなんでしょうか。

お店の入り口には6名様以上お断りの案内が。

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お店の前を流れる高麗川には、川遊びやバーベキューを楽しんだり、はてはキャンプで泊まって遊ぶ都会の人達が沢山訪れる場所。そんな人達が大勢で訪れては困るってことでしょうか?ライダー達が集まり過ぎる店でもなさそうですし。話しは飛びますが、以前、小鹿野町の昭和ジュニアを訪れた時、お店の戸を開けると、中はライダースーツを着た人で満席になっており、それが一言も喋らずにいた光景を見て、薄気味悪くなって飛び出してきたことを思い出しました。それにしても珍し案内です。

店内は、三和土に六人掛けと八人掛けのテーブル席。小上がりに四人掛けがの座卓が三卓の広さです。我々は小上がりの一番奥に座りました。通路を挟んで麺打ち場あります。
テーブルのすぐ脇の出窓には、鉄道会社などが発行した、観光案内のパンフやら冊子が置いてあります。ハイカーのお客さんが多いのでしょうか。もしやこちらも芝桜?と同じ?

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ただ、こういった物を置くのならば、テーブルを片付ける時に揃える配慮が必要ですね。結構乱雑に置かれており、これもそうですが、店内は全体的に雑多な印象を受けました。

注文はもりそば(800円)を二人前です。

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この値段ですが、ご近所では百日紅の十割蕎麦と同じ金額。中々の設定です。

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ここで、蕎麦茶を一啜り。と、

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ん?。今迄に味わったことがないものです。何と言えば。例えば、納豆をお湯で割った感じとでも言いましょうか。後でお冷を頼もうねと意見が一致。

さて、注文から14分でもりそばが参りました。

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よろしかったらどうぞとあげ玉も添えられてきました。色味は、黒い殻まで一緒に挽き込んだ黒っぽいお蕎麦です。二八で打たれているそうで、見た目はまずまずです。香りを聞きつつ手繰って一口。うん~。もう一口。蕎麦らしさはあるのですが、歯を当てた時に、スッと解けません。

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そして、噛みしだいていくと、歯の周りにくっ付いてしまいます。歯ぬかりの典型ですね。

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それを浸す辛汁は、少し茶色く濁っています。三種類の鰹節をブレンドしてとお品書きにありましたが、味が積み重なっているようで、キレのある一体となったものになっていません。薬味は御覧の通りです。

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正直に、手打ちで仕上げられていることは、看板に偽り無しで宜しいのですが、もりそばとしてはもう少し工夫が必要かと思いました。

ここで、かけそば(800円)を注文。蕎麦湯を辛汁で割って味わっておりますと、厨房からキッチンタイマーの音が「チン」と聞こえました。先ほどから聞こえていたのですが、出来れば音の出ない物に替えておくと良いかもですね。

IMG_4175程なくしてかけそばが配膳されましたが、先ほどのあげ玉を指さして、こちらを入れますとたぬきになりますよと、親切なお言葉を頂きました。ただ私は、基本的に誤魔化さない物を頂きたいのでたぬきを食べる習慣はありません。

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かけそばには、蒲鉾とワカメがのっています。甘汁は、辛汁同様の見た目で、味も雑味が感じられ、鰹節の細かな粉末が入ってしまっている様な感じです。麺も、もりそば同様です。もりそばはもう一息でもかけで救われるなんてこともあるのですが、残念ながら印象は好転しません。

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相方が小鉢に取り分けたかけそばに、あげ玉を入れ七味をかけて、こうすると美味しかもと言ってきました。そこですかさず、たぬきに欺されたね、と、二人で顔を見合わせ苦笑いです。

お会計時に女将から少し話を聞けました。開店して十年になること。姉妹店が加須に在ること。そちらで製粉をされていることなどなど。

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一見、黒っぽい挽きぐるみの蕎麦ですから風味もあるわけで、お客さんにはそこそこ好まれているのかも知れません。そうでなければ10年も続くはずは無く、これはこれで良いのかもと思いながら、車に乗り込みました。

最後に、恒例のトイレチェックの結果ですが、相方の報告では合格点だそうです(笑)

一、店の雰囲気を味わう 5/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  11/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  10/20
四、温かい蕎麦を味わう  11/20
五、蕎麦湯を味わう  3/ 5
六、蕎麦の値段  4/10
七、技術とサービス  9/15
 合計 53/100

手打そば  玄蔵

042(985)9117
埼玉県日高市栗坪27-3
西武池袋線高麗駅より徒歩12分
営業時間 11:00~19:30売切終了
定 休 日 毎週月曜日

2016年8月21日

坂戸市 西天神 2

早速の再訪

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7月31日は空振りに終わり8月1日に初訪問するも、土日限定の十割は食することができず、ましてやそれが新そばとくれば、矢も盾もたまらず、時間が取れた初の土日に早速の再訪となりました。

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夏新そばの文字が出ております

停まっている車を見ると、県外ナンバーもあったりで、遠方からもお客さんが来ている様子。

店内は、八割がた埋まっております。我々は小上がりに座りました。

注文は、勿論十割せいろ(850円)です。

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二八は丸い蒸篭に盛られていましたが、こちらは笊に盛られて登場です。

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赤城の夏の新そば。グレーがかった蕎麦色で丸抜きと思われます。手繰って聞きますと、良い香りがします。嬉しいですね〜。

二八と同じく細打ちに仕上がっており、繋がりも十割にしては上々。表面は粒子感に溢れてます。

口に運びますと見た目通りの舌触りです。歯応え感じながら歯を当てます。しっかりと押し返しながら、ふっと切れます。新蕎麦ならではの風味が広がり、さらに噛み進めます。元々、二八からして艶やかなタイプではなかったものですから、想像通り、噛むほどに旨い十割になっております。

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今日の蕎麦湯は程よくとろみがあって、前回伺ったときよりお客さんが入ってので、釜湯がちょうど良い状態なんだとなと想像できました。

それほどメディアに取り上げられていない同店ですが、他県からもお客さんがお見えになっている様子。蕎麦好きの情報収集力に驚くとともに、その情熱にはいたく共感いたします。美味しい蕎麦との出会いってホント嬉しいですよね。

気軽に立ち寄れて、十割が堪能できるお店としてお勧めします。

8月14日

鶴ヶ島市 藪伊豆

系譜の蕎麦を味わう

鶴ヶ島駅西側の踏切から南へ少し走ると、左手に手打ちそばの看板が目に入ります。店名は、江戸三大系譜の藪系。

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期待を胸に先日伺ったおりのこと、午後の部は17時からということで数分前に到着して開店を待ちますが、時間になっても気配がしません。3分待ち5分待ったところで諦めて車を出しました。何より、心楽しく味あわなければ、評価も悪くなります。拠ん所無いご事情と察し、改めて出直すことにしました。

数日後、陽が落ちてからの再訪となりました。蕎麦屋らしい引き戸を開けて店内へ。

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先客は有りません。奥に長い店内の右手に厨房。真ん中と左手にテーブルが並んでおります。かなり大きなテレビが右手奥の高い所に置かれており、その雰囲気は街の食堂?と思わせるものでした。

左手一番手前のテーブルに陣取り、時間も遅いので一杯頂くことにしてお品書きに目を通しておりますと、冷たい蕎麦茶が置かれました。

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お店はご主人お一人で切り盛りされているようです。注文は、味噌田楽(500円)エビスビールの中ビン(600円)そして、せいろ(600円)を二つとなりました。

image先ずはビールが出て、5分と経たずに味噌田楽が運ばれてきました。

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美味しく頂いておりますと、これまた5分とかからずに、主役の登場となりました。中々手際が宜しいようです。

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その蕎麦は、二八だそうで、細打ちにして寸分違わぬ断面をもち、端まで一糸乱れずに切り揃えられた麺線の出来です。見事な腕前に感心しました。ただ、私には機械打ちにも見えました。ま、看板に大きく手打ちとありましたから。

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香りは、どちらかといえば、つなぎの香りが勝っています。口に運べば滑らかに弾力があり、細打ちのそれが束になって歯応えを作り出します。噛みすすめると風味が広がっていきます。

辛汁は、出汁の風味と甘みにアクセントがある辛口で、細打ちに良く絡み、上々です。

せいろを食べ終わる頃、かけそば(600円)を注文。

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かけそばは、ほんの少し濃いめの色味の甘汁に、先ほどと同じ調子の蕎麦が、窮屈なく放たれており、花びらの意匠で作られた蒲鉾がのっております。蕎麦は、甘汁の中でかすかにフワッとなりながらもコシを保ち、上手に手繰られてきます。甘汁の味はまさに程々。辛汁に比べ、若干甘みを増した仕上がりです。

蕎麦湯は濃厚系で、辛汁で伸ばしていくと、辛口のそれと相まって美味しく頂けました。お会計の時に確認を致しますと、やはり釜湯ではなく別仕立てで、頃合いを見図り打ち粉で作っているそうです。

グラスに残ったビールを飲み干し、満足したところでお会計です。その間、相方はトイレへ。

こちらは、石神井の藪伊豆がご親戚で、そちらで十数年の修業の後、さらに他派にて二年ほど腕を磨いて、こちらにお店を構え五年ほどになるそうです。仕事柄、石神井のお店の前は良く通っており、寄ったことはありませんが、以前より知っているせいか、親近感を覚えました。

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そんなこともありますが、ここからは少し苦言を。お店の中を見回したときに気付いたのですが、厨房の入口付近の壁に、モップや箒が立て掛けてあったのはいただけません。また、お客さんが食事中に、テーブルの在るスペースまで出できて、バラエティー番組を視ているのも如何なものかと感じました。

ま、深く気にせずお礼を述べ、車に乗り込み走り出しますと、相方からトイレの清掃が行き届いてないとの報告。お客さんは敏感ですからねぇ。何とか改善して欲しいものです。

神田のやぶ。室町の砂場。十番の永坂更科。どちらも伺ったのは十数年も前になりますが、良い思い出です。今後のご健勝をお祈りします。

一、お店の雰囲気を味わう 5/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう 13/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう 13/20
四、温かい蕎麦を味わう 13/20
五、蕎麦湯を味わう 4/ 5
六、蕎麦の値段 7/10
七、技術とサービス  10/15
 合計 65/100

藪伊豆

049(299)6552
埼玉県鶴ヶ島市鶴ヶ丘98-2
東武東上線鶴ヶ島駅より徒歩8分
営業時間 11:00~15:00 17:00~20:30
定 休 日 毎週木曜日

2016年8月12日

坂戸市 西天神

かけが物語る実力

本日は八月一日。秩父市山麓亭の記事でもご紹介した、三峯神社の白い御守りを頂戴しに早朝より出掛けて参りました。月曜日の夜明け前とあって、国道を気持ち良く走り抜けます。先日伺った田中屋さんのすぐ先のコンビニで一休みして、再び目的地を目指します。その頃から、道は狭まり、カーブも多くなってきますと、運転に不慣れな車がチラホラと。目的地を同じくして向かわれていると思われますが、その前に無事に到着出来ることを祈るばかりです。

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午前七時の整理券配布開始の一時間前に到着して驚いたのは、もうすでに長蛇の列ができてます。

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無事に桐箱に入った『白』の『氣守』の頒布を受けました。中身は秘密です(笑)

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三時間半後、御参りも済ませ駐車場を出でまたビックリ。

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反対車線は駐車場待ちの車列が数百メートルにも延びていて、今日は月曜日だよね?と、人気の高さに改めて驚きながら山を降りて来ました。

秩父市内に入ったのは、まだお蕎麦屋さんの開店時間前。少々間があります。ならばと、目的地を変更して坂戸市のこちらのお店に伺いました。

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実は前日にも伺ったのですが、午後の休憩時間とぶつかり「夏の新そばあります」の張り紙に後髪を引かれる思いで諦めて帰ってきました。今日こそ、十割の新そばを頂けると思うと、期待が膨らみます。

お店は、県道から一本入った田舎道の丁字路の角に在ります。瓦葺きの平屋造りで、まさに蕎麦屋さんって感じです。

中に入りますと、採光も良く、明るい印象で、正面に三和土が広がりテーブルが6卓ほどあり、右手奥に小上がりに二つの座卓があります。左手が厨房となっています。

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先客は一組。我々は正面左隅の窓際の席に座りました。さて、メニューにひと通り目を通しても、壁に貼られたものにも目をやっても、何処にも夏の新そばの文字が見当たりません。花番さんにお尋ねすると、十割は土日限定で、現在それが新そばであるとのこと。

なるほど今日は食べられないんだと納得したところで、オーダーをしました。うな丼セットのせいろ大盛り(1500円+200円)かけそば(650円)をシェアすることにしました。

時間は11時40分と平日のお昼時とあって、我々の後に三組ほど入店。駅からはかなり離れており、ふらっと立ち寄ることは考えにくく、常連さんと思われます。

10分ほどして、かけとセットが続いてやってまいりました。まずは、セットのせいろから。

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その蕎麦、二八にて、色白くして、細く、そして繋がり良く打たれております。

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麺の表面は、単純にツルッとした仕上がりではなく、やや粒子感があり、これは中々のもの。決して柔らかくなく、中々の歯応えを持っております。蕎麦の香りは少ないながらも残しており、全体として、蕎麦を食べている感は上々です。

それをつける辛汁は、中庸の濃さで、出汁、醤油、甘みがそれぞれ程々に味を整えています。平均的なものと言うことでしょうか。蕎麦を上手に引き立ている感じです。
ツルッ、ツッツッツ~ではなく、ズッズッときてングングと、噛んで楽しむ。そんな仕上がりです。

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最初にかけそばの写真をとったのですが、それが出てきたときには、少しだけ目を見張りました。二週続けて同じ様な蕎麦なのです。そして、こちらの方がより繊細な感じで仕上がっております。それは多分に、細打ちのそれが醸し出すものです。薄めの色味の甘汁に放たれた細打ちの蕎麦が、フワッ~と優しく広がっています。その調和が見事です。

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その蕎麦を味わおうと、顔を近付け手繰りますと、鰹出汁の香りがワッと立ち上ってきます。少しの甘さと、抑えられた醤油感が甘汁まで繊細なものにしています。
細打ちながらも、すぐにつゆに負けることなく、かけならではの舌ざわりと絡みを楽しませてくれます。繋がりも良いので、ズッズッ~っと心おきなく味わうことができました。これは、ホント美味しいです。
セットもののご飯で、充分にお腹も満足いたしました。

お会計の際、ご主人と言葉を交わしたのですが、結構お若くていらして、少しだけ驚きました。その時話していただいたのが、夏の新そばは赤城産のもので、量はそれほど多く入っておらず、これが終わり次第、また北海道産の十割に戻るとのこと。出来れば、なくならないうちに再訪しなければと考えております。

雑誌やガイドブックにそれほど取り上げられていないお店ですが、ご近所の評判のお店にも負けず劣らずです。何より、かけそばがあるのがいいですね。やはり、冷たい蕎麦と温かい蕎麦の両方が揃っているのが理想だとおもいます。と、言いますか、これは修行をしっかり積んでいるかどうかの違いのような気がします。

近いうちに十割も頂き、改めてこちらのお店の魅力を、自分なりに評価してみたいと思いました

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一、お店の雰囲気を味わう  6/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう 15/20
三、蕎麦つゆに付けて味わう 15/20
四、温かい蕎麦を味わう 17/20
五、蕎麦湯を味わう 3/ 5
六、蕎麦の値段 8/10
七、技術とサービス 11/15
 合計 75/100

手打そば  西天神

049(287)8814
埼玉県坂戸市多和目字天神前342-8
東武越生線西大家駅より徒歩25分
営業時間 11:00~14:30 17:00~19:00
定 休 日 毎週木曜日 夜は金土日

2016年8月1日

切り返し

8月17日

苗半作の格言通り、夏バテ知らずで元気に茄子の実を付け続けるため、ついつい遅れていましたが、思い切ってハサミを入れました。

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剪定前

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剪定後

今日は時間が無かったので出来ませんでしたが、週末には根切りと追肥を忘れずにやります。

これで、来月も美味しい茄子がいただけそうです。

秩父市 田中屋

奇をてらわずに

相方と共に始めた蕎麦の食べ歩き。本日も起き抜けで出発です。目的地を秩父市と定めて走り始めますと「若い頃は、秩父方面に良くドライブしたよね」と。本当に良く走ったんです。信号も少ないし、走りやすいのは今も変わりませんね。

さて、本格的な秩父市での食べ歩きのスタートが、こちらの田中屋さん。

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開店時間の午前11時に到着。こちらの前の通りを、30年以上前から何度となく通っていて、今まで気がつかなかったのが不思議なくらいです。それだけ周りの雰囲気に溶け込んでいる様です。

お店に入っての第一印象は小綺麗にしておられるなと。それは暖簾を潜る前からお会計を済ませるまで、変わらぬ印象でした。

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先客は一組です。

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注文は、せいろそば(740円)田舎せいろ(840円)をお願いしました。注文後8分で先ずはせいろから。

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せいろそばは、ほんのりと薄いうぐいす色をしています。やや細く平打ち気味のそれが蒸籠に盛られた姿は正統派と言ったところでしょうか。一手繰りしてその香りを利いてみますと、フヮっと蕎麦の良い香りがします。

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そのまま口へ運んでみますと、滑らかな表面にプリっとした弾力を持ち、しなやかなコシで全体を柔らかく、そして跳ね返してくる様な印象にしております。

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田舎そばは丸い笊に盛られ、ほんのりと黒味がかっており、如何にもといった出で立ちです。微かにザラっとした舌触り。硬くはありませんが、噛み応えのある仕上がり。香りも風味も二割り増しです。

IMG_4019器から蕎麦まで、意図した通りにせいろと田舎を打ち分けているのは見事だと思います。細かいことを考えずに、らしい蕎麦をらしく食べる。蕎麦の楽しみの基本ではないかと。

この蕎麦たちを引き立てる辛汁は、サラッと系で、ダシ感が突出することなく、醤油感と甘みがほぼ同じ加減で、コクの深いものでした。私には、せいろとの相性が良かったですね。

山葵を少量ずつ口に運び、後半には、薬味の大根おろしを蕎麦猪口に溶いて、せいろに絡めながら味わう。味も変化し、美味しいですねぇ~。やはり一枚では足りませんね。こちらでは、おそばだけのお代わり(430円)があるので、そちらもお勧めです。

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頃合いを見計らって注文した、かけそば(740円)がやってまいりました。
小ぶりな器に放たれた二八は、せいろの時より繊細さを纏い、薄色の甘汁が、よりそんな雰囲気を醸し出しています。

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味わいは、切れることなく手繰られた蕎麦が、口の中ではスッと切れ、余計な抵抗感を生まないものとなっています。甘汁も、グッと抑えた味で、見た目を裏切らない控え目な仕立てです。甘汁の分量も申し分ないものでした。

このかけそばの器の大きさを見たとき、野中さんのそれを直ぐに思い出しました。サイズ感はまさにそれで、これって修行先の関係でしょうか、はたまた、偶然でしょうか。蕎麦は違いましたが、甘汁は結構同じ方向性だと感じました。

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最後にお願いしたデザートのシャーベット(170円)はイチゴの風味がとっても良く生かされていて、とても美味しいく、コスパは高得点です。

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こちらでは、おつまみも充実していて、そば前も余程楽しめるのではないかと思わせるものです。いつかゆっくりと訪れてみたいですね。

一、店の雰囲気を味わう 7/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  17/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  17/20
四、温かい蕎麦を味わう  17/20
五、蕎麦湯を味わう 3/ 5
六、蕎麦の値段 7/10
七、技術とサービス  12/15
 合計 80/100

手打蕎麦  ちちぶ 田中屋

0494(23)5420
埼玉県秩父市下影森810の1
西武秩父駅より徒歩19分
営業時間 11:30~16:00
定 休 日 毎週月曜日 第1火曜日

2016年7月24日

現在の圃場 2

7月31日

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長かった梅雨も明けても、例年に比べ真夏の日射しに力がありません。

スイカが終わりました。大玉が6個に小玉が5個と、収量としては満足できるものではないですが、来季に向けての課題がはっきりしました。

スペースに比較して本数が多かったこと。その為に、手入れに手間取ったこと。玉直しは疎かにできないことなどです。

でも、大玉の味の評判は良く、達成感は結構あります。