横瀬町 紡

地の利を活かして

芝桜で有名な秩父の羊山公園。私の遠い記憶では、あまりインパクトのない場所だったような。それもそのはず、芝桜は2000年から始まったそうです。
その羊山公園へ県道の坂氷の信号から登って行きますと、直ぐの左側にこちらのお店は在ります。

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一瞬、あれ?となる店構え。此処がお蕎麦屋さん?、、、それもそのはず、ご両親が経営されていたレストランを引き継ぐ形で、御子息が蕎麦打ちを始められたそうです。御子息が修行をされたのは立会川の吉田家さん。昨年の二月よりリニューアルオープンをしたとのこと。とはいえ、メニューにはレストラン当時の看板メニューや、飲み物、デザートなどが残っており、長い目で見て移行期といいますか、一本に絞り切れていない感じは否めませんでした。

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外観、店内共に、洋を基調にしたものから変化はしておらず、それは、最初に出されたお冷にも表れていました。やっぱり、蕎麦にはお茶が良いですね。注文につきましては、私と相方で、大もり(1200円)と、かけそば(900円)をシェアすることに。同行の娘がもり(900円)を頼みました。金額的には、中々の設定です。

方向性としては、ご本人のFacebookからの引用になりますが「良質なそば粉と水だけを使った、純・手打ち蕎麦。みずみずしく、もっちりとした食感の十割蕎麦をご賞味ください。」とのことです。果たして。

imageさて、運ばれてきた大もりの蕎麦は、薄いそば色をしており、所々にホシが入っていて、十割らしく粒子感も見てとれます。口に運びますと、微かにザラッとした表面の感触が舌に伝わりますが、全体として柔らかです。みずみずしく、もっちりという形には近いとは思いますが、最低限のコシがありません。麺が麺であろうとする力とでも言いますか。

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また、当日だけのことと思いますが、繋がりもあまり良くないです。長くても10センチ程度で、ツッツッと行かず、それこそ麺の下のほうをちょこっと付けてとはいきません。

image辛汁は、鰹のだし感が出た、甘めの部類のもので、サラッとしていました。蕎麦猪口に乗せられてやってきた薬味の山葵が、鮮度を感じる辛さを持っていて、本日の秀逸でした。

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かけそばは、やや深めの器であって、標準的な色合いの甘汁に先程と同じ十割蕎麦が放たれています。甘汁の味は、辛汁同様鰹のだし感が出ている美味しいものでした。これで蕎麦さえ繋がっていれば、その柔らかな蕎麦と甘めの甘汁は、充分に楽しめるものだと思いました。娘が味見をする頃には、箸で掴むのも難儀をする状態でした。

お会計の時、女将と少しだけ話ができましたが、私も子を持つ親として、その強い思いが理解できた気がしました。父親と同じ洋食の道に行かず、蕎麦打ちの道を選んだ我が子がなんとか一人前にとの思い。それが、ひいてはお店の存続に繋がることになるのも分かっておられるのではと。現在は、洋食店としてよりも蕎麦屋として経営をされているとのことでしたので、今回、敢えてブログにアップしました。随分と良くなりました(お店の経営?)と話されていたのが印象的でした。

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蕎麦粉については、赤城の深山ファームさんのものを使われているとのこと。こちらのものは、群馬のきむらさんで食したことがありますので、風味も品質も折り紙付きと記憶しています。

秩父で一二の観光資源である公園が控えた場所なのですから、横瀬町の蕎麦文化に貢献される日が来ることを心よりお祈りいたします。

一、お店の雰囲気を味わう  4/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  12/20
三、蕎麦つゆに付けて味わう  12/20
四、温かい蕎麦を味わう  12/20
五、蕎麦湯を味わう  3/ 5
六、蕎麦の値段  4/10
七、技術とサービス  9/15
 合計 56/100

そば処  紡

0494(24)7757
埼玉県秩父郡横瀬町4248-1
西武秩父線横瀬駅より徒歩11分
営業時間 11:00~20:00 火〜土午後休憩有
定 休 日 毎週月曜日

2016年7月3日

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