越生町 よしひろ

歴史あるお店で

越生梅林で有名な越生町。休日は、ハイカー達で賑わう越生駅のすぐそばに在るのが、本日の目的のお店です。こちら方面の蕎麦屋巡りで、何度かお店の前を通過していて気になっていた、手打ち蕎麦の幟を見ての訪問です。

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店構えは、結構重厚な感じです。こちらのお店、創業が明治15年とかなりの歴史があり、その佇まいにも成る程と頷けるものがあります。

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店内はゆったりとした作りで、右手が小上がりにテーブル、左手が三和土でテーブル、正面奥に厨房となっています。

メニューを見ますと、セット物が充実しています。これは三週連続で、似た雰囲気のお店にやって来たようです。この店への道すがら、相方が、たまには鰻でも食べたいなと言っていたところでしたが、なんと、うな重がありました。おぉって感じで、ミニうな重セット(1300円)と、もりそば(600円)を注文しました。

お蕎麦を待つ間に、メニューを見ていた相方が、甘味の中に「道灌だんご」(320円)なるものを見つけ、どんな物かなと興味を示しております。そこで、女将さんに聞いてみたところ、そば団子を揚げた物で、名前の由来は、この地に所縁のある太田道灌からとったものであることが解りました。娘さん(おそらく)のアドバイスで、お土産で持ち帰りとしました。

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imageそうこうしておりますと、オーダーから10分で、注文の品がやってまいりました。セット、もりそば共に見事な盛りです。これはお土産で正解だったねと言いながら、またもオーダーミスをしていました。セットのお蕎麦をかけにしておけば、のちのち悩まずに済んだものを。

さて、肝心のお蕎麦ですが、薄めの蕎麦色の中に何種類かのホシがみられて、ツルっとした感触とモチっとした歯応えを持っち、平均的な太さに打たれた、柔らかなコシの美味しいものでした。喉越しも上々です。

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それを味わう辛汁は、今迄になく薄めで、甘めのものでした。見た目よりも繊細なその蕎麦に合っていると思います。

さて、セット物については割愛しますが、二人とも満足したところで、セットの蕎麦を、かけにしなかっことを少し悔やんでおります。もう少しお腹に入るのか入らないのか。でも、かけも食べたしで、メニューを見ておりますと、半もりそばの文字が。ならば半かけそばも頼めますかと確認しますと、大丈夫とのこと。目出度くかけそばを味わえることに。

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やって来た半かけそば(350円)は、並盛りと見紛う程の大きさです。私はその少し前、厨房からの声を聞いていました。「オーダーは半かけですよ」の娘さんの声を。果たして、ご主人は器を替えたのか、そのままサービスしてくれたのか。真偽の程は、次回の来店以降のお楽しみです。

そのかけそばですが、蕎麦を一手繰りして、思わずおっと。麺に力があります。ゴツっとまで言ったらオーバーかも知れませんが、もりそばのそれとは明らかに違います。実際の太さよりも太く感じるような力強さがあります。

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それが放たれた甘汁が、かなり甘い味付けで、これまた驚かせてくれます。味醂なのか砂糖なのか、お汁粉などの甘味物に近い甘さです。強いコシの蕎麦を、甘味の強い甘汁で頂く。私にとって、今迄にない仕立てのもので、美味しく頂きました。また、興味深かったのが、もりとかけの蕎麦の違いです。単に茹で加減を変えたのか、はたまた、加水率の違う別な蕎麦なのか、再度味わってみて、チャンスがあればご主人にお聞きしたいと思います。

我々が帰るまで他の方はどなたも見えず、貸し切り状態で、お蕎麦を堪能させて頂きました。終始にこやかに、お店の方が応対して下さったのが、いたく気に入ったようで、相方は友達を誘い、翌日のお昼にも伺ったようです。おみやでも美味しかった道灌だんごを、当日は温かいうちにお店で頂いて、またまた満足して帰って来たようです。
幅広い年齢層の方が訪れる、決してこだわりの蕎麦屋さんではないと思いますが、歴史あるお店で肩肘張らずに美味しいお蕎麦を楽しめる。お薦めします。

一、店の雰囲気を味わう  6/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  16/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  16/20
四、温かい蕎麦を味わう  17/20
五、蕎麦湯を味わう  3/ 5
六、蕎麦の値段  8/10
七、技術とサービス  12/15
 合計 78/100

そば処  よしひろ

049(292)3131
埼玉県入間郡越生町越生737
東武越生線越生駅より徒歩4分
営業時間 11:00~20:00
定 休 日 毎週火曜日

2016年5月15日

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