毛呂山町 文七

蕎麦の香りを楽しめました

蕎麦の食べ歩きを始めてから、無性に蕎麦が食べたくなることがあります。習慣性と言いますか、何と言いますか。ここで一つ問題が。食べたくなってしまうタイミングです。お蕎麦屋さんの営業時間は、比較的限られています。まして夕方からの時間帯は、営業しているお店がぐっと少なくなります。
この日も、ホームセンターでの買い物後、夕刻が迫る中、これからお蕎麦を食べたいねってことで、グルメサイトの情報を元にとあるお店に行きますと、既にシャッターが降りております。さてさて、と記憶を頼りにサイトで確認後、次のお店に行きますとこちらも真っ暗。時間は19時。半分諦めかけた時に、はたと思い出し、こちらのお店に。

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無事に電気は点いておりましたが、手打ちだったかどうか定かではありません。と、お店の入り口の脇に麺打ち場が在ります。嬉しいですね~。今日もまた、新たな蕎麦に出会えると思うと顔が綻びます。

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店内に入りますと、右手が厨房で、左手の三和土から奥のお座敷に続く作りで、お座敷はゆったりとしていて、家族連れも歓迎の、まさに街のお蕎麦やさんです。飾り気をぐっと抑えた店内の三和土の一番奥のテーブルに、我々は陣取りました。

メニューを見ますと、温かい蕎麦にかけがありません。すべて種ものです。ただ、セットの蕎麦をかけにできると聞き、旬彩天ぷらセット(920円)と、せいろの大(755円)をお願いしました。

image正味10分程で運ばれてきました。せいろの蕎麦を見ますと、甘皮のホシが所々に入った薄茶色をしていて、水切りは程々な感じ、平均的な太さのやや平打ちです。

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手繰って近付けますと、蕎麦の香りが良く漂います。これには少し驚きました。北海道産の二八ということですが、条件が揃ったのでしょう。口の中に運んだ印象は柔らかです。茹で過ぎとか伸びているとかではなく、柔らかに仕上がっています。加水の加減と、手早く練り上げているのではと思います。香りと相まって、美味しさを充分に楽しめます。
辛汁は、少し甘めで出汁がしっかりと効いた味わいでした。

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セットメニューのかけそばは、ホロホロッとしていて柔らかさを存分に発揮しています。その蕎麦が放たれている甘汁は、色味も薄く、味わいもさらに薄いものですが、しっかりと出汁の風味が味わえました。蕎麦の柔らかな持ち味と良くマッチしております。

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セットの天ぷらは、カラっと上がっており美味しく頂きましたが、何より、具材の量を抑えて価格が高くならない工夫がみられたのが良かったです。鶏そぼろ丼と付け合せの蕗も良いお味でした。

こちらのお店の性格は、豊富なメニューと低めの価格設定が語っている様に思います。色々なお客さんに満足して貰いたい。石臼を手挽きで回し、プレミアム感たっぷりに最高の蕎麦を提供する。蕎麦好きが、群がるように列をなす。そんなお店とは対極にあるとは思いますが、訪れたお客さんが笑顔で帰る。そんなお店だと感じました。お薦めします。

一、お店の雰囲気を味わう  6/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  15/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  15/20
四、温かい蕎麦を味わう  15/20
五、蕎麦湯を味わう  3 /5
六、蕎麦の値段  8/10
七、技術とサービス  11/15
 合計  73/100

文七

049(295)2660
埼玉県入間郡毛呂山町岩井西3-11-17
東武越生線東毛呂駅より徒歩10分
営業時間 11:30~15:00 17:00~20:00
定 休 日 毎週火曜日

2016年5月6日

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