ときがわ町 成木屋

ステージアップ

蕎麦講座にて、初のそば打ち体験をした翌日に訪れたお店の紹介です。

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ときがわ町の県道30号線沿いに、ひときわ目を引く大きな「戸隠そば」の文字。デザインの意匠も何処かで目にした戸隠風。奇しくも前日の講座にて戸隠そばの話を聞いたばかり。楽しみです。

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到着は13時30分少し前。先客が二組お待ちでしたが、15分程で案内されました。店内は、右手奥に厨房があり、左手の小上がりには4人掛けの座卓が3卓、真ん中の三和土に10人掛けのテーブルと4人掛けのテーブルがあり、我々は4人掛けテーブルに掛けました。

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メニューを開きますと、セットメニューが充実しており、デザートも豊富に用意されております。一組のお客さんは何やら酒盛りの様相。この時点ではそば通とは対極の、ファミリーからおじちゃんおばちゃんまで、皆んなに愛される町のおそば屋さんかなと、少しトーンダウンしている自分がおりました。注文は、どう見てもお得な天丼セット(1235円)と、大もり(770円)としました。

注文後、店内を眺めておりますと、入り口を入って直ぐの右側に、町のおそば屋さん的雰囲気には似つかわしくない、電動石臼が鎮座しておりました。また、香ばしい天ぷらを揚げる香りが漂います。

程なくして、天丼セットからやってまいりました。

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これが豪華なんですねぇ。有頭海老がドーンと乗った丼が美味しそうです。写真撮影も慌ただしく、続いて大もりがやってきました。

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天丼セットを相方に預け、自分は大もり担当となり、観察します。正方形のせいろに乗った蕎麦は、所謂ぼっちもりではなく普通のもりでした。こちらでは、信州戸隠の農家に委託栽培した玄そばを、石臼で自家製粉し提供しているとのこと。そのことを指して戸隠そばとしているのだと納得して、麺相を見ますと、のしよりも若干切り幅が広い、平打ちとなっております。

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色味はかなり薄めで、所々に黒味を帯びたホシが入り、そば粉の粒子感も残った出で立ちです。これは侮れません。まずは一口。程よい弾力を感じながら、噛んでいきますと、歯ごたえ良く柔らかさを伝えてきます。これは美味しい。見た目のとおり透明感を感じながら二口。甘みが広がります。喉越しは、ツルッとしたものではなく、抵抗感を残しながらツッと落ちて行きます。香りはやや少ないものの醍醐味を味わえるお蕎麦です。
ここで、厨房から準備中にとの声。店員さんが慌ただしく看板を掛け替えます。この時点で14時05分位。どうやらお蕎麦が売り切れた様子です。残念ながらかけそばを食べ損ないました。何より、その後も何組かのお客さんが店内を覗き、人気の高さを感じてしまいました。
相方が楽しんでいる天丼を味見してみると、タレが良く染みたご飯がこの上ない幸福感を運んできて、モチサクッとした衣の味わいも、一番人気であることを納得させるものでした。
辛汁は、味醂と鰹節の風味を強く感じるもので、蕎麦
との相性も良く、蕎麦湯を割っていただき、またそのままでいただき、また蕎麦湯をいただき、また、と、結局味わい切ってしまいました。
蕎麦講座で初めて打った私の十割蕎麦は、思いの外良い出来で、帰宅してからの家族の評価も上々でした。しかし、切りの仕上がりはメロメロで、こんなことでは他人の蕎麦切りを不揃いだの何だのと言えた義理はないもんだと心底思いました。たとえそれがプロのものであってもです。
こちらの、硬くない柔らかなコシを持った蕎麦は、良き手本となるお蕎麦であり、人気の秘密か分かった気がしました。
これからは、お蕎麦屋さんの良い所を沢山感じ取って行きたいなと思え、蕎麦巡りの楽しみ方も、第2ステージに入ったと感じた一日になりました。

一、店の雰囲気を味わう 6/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう 15/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう 15/20
四、温かい蕎麦を味わう
五、蕎麦湯を味わう 3/  5
六、蕎麦の値段 8/10
七、技術とサービス 11/15
 合計  58/80

戸隠そば 成木屋

0493(65)0445
埼玉県比企郡ときがわ町日陰212-3
関越道東松山ICより車で20分
営業時間 10:30~15:30
定 休 日  毎週月曜日

2016年5月4日

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