練馬区 野中

人気店の味に偽りなし

土曜日の夜。所用の為、都内で夕刻を迎えました。さて、今夜の食べ歩きは何処へ?となり、折角なら普段行けないお店にということで、超有名店の野中に伺うことにしました。
到着したのが、夜の帳がすっかり下りた19時。お店は、住宅街でもあり、黒を基調とした外観と相まって、しんと静まり返った感じです。

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お店の入り口に近づき、暖簾をくぐる辺りから、繁盛店らしい店内の雰囲気が伝わって来ました。店内は八割がたうまっておりました。
我々は、お座敷の四人掛けのテーブルへと案内されます。絨毯の感触が足から伝わって来ます。総てが柔らかで、硬質な感触はありません。座った席からの印象は少しレトロがかった和風といった落ち着いてお蕎麦を食せるものでした。

image注文は、夏色天せいろ(1550円+税)せいろ二枚重ね(950円+税)だし巻き玉子(700円+税)をお願いし、ピンク色をした黒豆茶を頂きながら、しばしの間を楽しみます。

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さて、お客さんの入り具合の割りに、待たされることなく注文の品がやってまいりました。だし巻き玉子のふわっとした食感と、コクのあるとろみを味わいまして、天せいろとせいろを頂きます。

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こちらの蕎麦を先ずは一言で表現すると「ふくよかなコシ」でしょうか。

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最近、コシが強い余り、柔軟性を犠牲にしている蕎麦にちょくちょく出会います。それらとは一線を画す仕上がりで、同じ麺の断面の中に柔らかさと強いコシが同居しているとでも言いますか、口に含んだときに、全体でフワッと押し返してきながら、コシがあって、喉越しが良いと言った感じです。

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それを頂く辛汁は、甘みのコクが立った味わいです。お蕎麦と良く合っておりました。
蕎麦湯が出されたタイミングより一呼吸おいて、おかわりのかけそば(650円+税)を注文。蕎麦湯と辛汁のハーモニーを楽しんでいますと、かけそばがやってまいりました。

image かけそばの甘汁は、最後に甘みの余韻が感じられる仕立てで、透き通ったコクを感じるというよりは、優しい味でした。そこに放たれた蕎麦は、周りから柔らかくなりながらも、大きなコシが麺の中に保たれている様な印象で、美味しく頂くことができました。
天ぷらは、塩で頂く様になっており、野菜への興味も大な私は、これとこれとこれは、自分の畑でも今年の収穫が楽しみだななどと思いつつ、サクッと美味しく頂きました。

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そのお塩と一緒にテーブルの上に、黒七味と八味仙と言う二つの薬味が乗っており、特に山椒の入った黒七味を、だし巻き玉子にかけて頂いたお味を、相方がいたく気に入ったようでした。

全体を通して、やはり人気店なのも良く頷ける、美味しいものを頂きました。当日は、表に玄ソバの情報が出ておらず店員さんに伺うと、店主さんに聞いてもらえ、「茨城のさるしまですがわかりますか」と言われました。確かに何処産の物でも、味の見分けなどつくレベルでない自分の様な者が、いつもいつも聞いているんだろうなと、迷惑かけて済みませんと心の中でつぶやきながらも、確か茨城はさしまだったよなぁ~と思いながらも「有難う御座いました」伝えました。人気店だけに、店員さんの立ち振る舞いが自信に満ちているのは良いのですが、何処となく一見さんに対いする接客に違和感を感じるというか。例えば、超高級ブランドのお店の店員が、勘違いで自分自身が高級だと思ってしまうあれです。それに近い、そんな印象を持つのは私だけなのかも知れません。

蕎麦を作る、最高の技能を味わえるお店として、お勧めします。

一、店の雰囲気を味わう  7/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう  18/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう  18/20
四、温かい蕎麦を味わう  18/20
五、蕎麦湯を味わう  4/ 5
六、蕎麦の値段  7/10
七、技術とサービス  12/15
合計 84/100

玄蕎麦 野中

03(3577)6767
東京都練馬区中村2-5-11
西武池袋線中村橋駅より徒歩10分
営業時間 11:00~14:30 17:00~20:00
定 休 日 毎週月曜日 第2・3火曜日

2016年4月23日

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