狭山市 秀庵

 

個性を上手に生かして

以前から、何度か目にしていた表通りの看板だけを頼りに、本日は飛び込みで訪問です。普段、ある程度の情報を持ってからのことが多い自分にとっては、期待と不安が入り混じります。
工業団地と住宅街を隔てる広い通りを西に進み、左手にのぼり旗を発見。駐車場に車を停めて、お店は何処かなぁ~とキョロキョロ。左手奥にものぼり旗。あれも駐車場だし、と、右手にお店がありました。何ヶ所かに分かれてある駐車場。後に10台分あると分かったんですが、この時点で繁盛店の予感です。こちらの住宅街も整備されて数十年。徐々に空き地になった場所を購入して・・・。中々の繁盛ぶりですね。
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先ほどの通りから一本入った路地の角に建つお店の玄関は、路地に面して北側にあります。飛び石を伝い、暖簾を潜って入った玄関は、全体から見てやや広くとられており、正面の下駄箱の上には切り絵が飾られ、それらが合わさり落ち着いた雰囲気となっています。
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沓脱ぎのある待ち合いから、ガラスの引き戸を開けて中に入りますと、左手奥の畳敷きのほうは予約が入っているとのことで、板の間の座卓へ座りました。高齢のお客さんの為でしょうか、イス掛けのテーブル席も一つありました。
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まずは、そば茶と共に付け出しののらぼう菜の胡麻和えが。季節の一品は嬉しいですね。
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メニューに目を通し、ごく標準的な品揃えから、二人ともせいろと田舎が味わえる二色そば(780円)を注文。
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運ばれて来た箱形の蒸篭に並んだ、共に二八で打たれた蕎麦を見てみますと、せいろはやや黄緑色がかったと薄茶で、田舎は挽きぐるみらしいグレーがかった濃い茶色です。コントラストが良いですね。こちらの蕎麦粉は北海道産だとお聞きしました。
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濃い茶色と薄い茶色のホシが入ったせいろを口に運びますと、オォッとなった程にコシがあります。かなり強いコシです。歯を当てますと、噛みしだく感じになると言えばオーバーですが、柔らかさはあまり感じません。もう一口。香りよりは風味といった感じで、美味しいです。好きな人はハマるかもですね。エッジの立った仕上がりも、この硬さがあって成り立つと思われる程、綺麗に揃って打ち上がっています。
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今度は平打ちの田舎を。こちらは、甘皮の欠片も判らない程綺麗に製粉されており、さながら、都会育ちの田舎そばといった面持ちです。それを一口。想定よりも舌触りが滑らかです。ツルッとしています。コシはせいろよりさらにあり、啜ることはほとんど出来ず、モグモグと口の中に運びます。噛み応えは良く、好きな人は絶対にハマることでしょう。ただ、穀物感とは別種の粉っぽさを感じたのは、当日だけのことだとおもいますが。
辛汁は濃い味ではなく甘みも抑えたもので少しだけ酸味を感じました。欲を言えば、蕎麦猪口のサイズがもう少し、あと数ミリでも広ければ田舎そばが食べやすかったように思います。
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途中で追加オーダーをしておいたかけそば(780円)の甘汁は透明感があり、大変バランスよくできていました。その中に放たれたそばですが、温かい甘汁の中でも、未だコシを保っております。三つ葉をのせただけのシンプルなものでしたが美味しく頂きました。
蕎麦湯は早くに持って来て頂いたのですが、かけそばを頂いていたもので、最後になりました。蕎麦湯を辛汁で割り、味を確かめながら、甘汁をまた頂く。美味しくい頂きました。
二色そばは、量的に若干物足りなく感じましたが、値段を考えますと順当なものだとは思います。
食べ終わって、自分の評価ではあまり好みではありませんでしたが、せいろの際立った個性と、田舎そばの分かりやすさが、10台分の繁盛になっているのだと結論を出しました。
最後に、相方が座った場所が、ガラスの引き戸を開けて直ぐの場所で、入ってくるお客さんが気になり、足も崩せないと嘆いていました。席の優劣はなるべく少なくしたいもの。チョットした工夫で改善出来ると思いますが。
狭山市に在る隠れた人気店。皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
一、店の雰囲気を味わう   6/10
二、冷たい蕎麦だけを味わう   15/20
三、蕎麦つゆを付けて味わう   14/20
四、温かい蕎麦を味わう   16/20
五、蕎麦湯を味わう   3/ 5
六、蕎麦の値段 7/10
七、技術とサービス  11/15
 合計 72/100

秀庵

04(2955)7776
埼玉県狭山市広瀬台1-44-15
圏央道狭山日高ICより3分
営業時間 11:30~20:00
定 休 日   毎週火曜日

2016年4月10日

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